
7月30日の夜は大阪・曽根の
ラグビークラブハウス98で
「村上晃一とラグビーを語ろう」が
開催されました。
ゲストはNPOヒーローズの
新会長、西尾容子さん。
ご子息の高校のPTAの
活動から縁ができて
NPOヒーローズの立ち上げの
パーティーに関わり、
そこから理事として
ヒーローズ運営の中心メンバーに。
西尾さんの心を動かしたのは、
小学生の全国大会ヒーローズカップの
前身、マーラーカップに携わった
人たちの熱い心でした。
子供達に夢を与えるために
元日本代表の林敏之さんが
立ち上げたヒーローズに想いを託し
大会名を変更する潔さなど、
「これはお手伝いしなければ」
と思うことが多かったのです。
そして、第1回ヒーローズカップでは、
引き分け試合でのキャプテンによる
抽選に立ち会います。
次の試合に進めるかどうかを決める
抽選で、進まなかったチームの
キャプテンがその場で泣き崩れました。
「進めるチームのキャプテンは、
普通は喜ぶじゃないですか。
ところがそのキャプテンは喜ばず、
自分も泣きながら泣き崩れている子を抱き起こしたのです。
それを見て、これがラグビー精神なのか。
相手の立場を思いやる、尊重するということなのかと、
今も思い出すと涙が出ます」
小学生のチャンピオンシップには
批判的な意見もあり、
そんな人たちと対話を重ね、
指導が行き過ぎないように
さまざまなルールを作り、
今では全国のラグビースクールの4分の3にあたる
300チーム以上が参加し、
全国の子供達が目指し、交流する大会になったのです。
今年度は18回目の大会になります。
「ヒーローズカップは優勝が目標になる大会ですが、
それは目的ではありません。
私たちの目的は、小学生が勝ったり負けたりして、
悔しさや嬉しさを体験し、
思いやる心が育まれて成長していくことです」
ヒーローズはチャンピオンシップではない
フレンドシップフェスティバル、
ラガールキャンプなども開催して
小学生がラグビーを楽しみ、
全国に仲間を作る活動を続けている。
先頭に立つ西尾会長はこれからも
これらの活動が続くように尽力したいという。
「運営に携わる皆さんは、
私も含めて全員がボランティアですから、
運営に携わることが楽しいと思える環境を作っていきたいです。
そして、もっと手伝ってくださる方も増やしたいです」
ヒーローズに関わるまでは
ラグビーを知らなかった西尾さんが
ラグビーの魅力に惹かれて
活動を続けている思いをじっくり聞けて、
僕にとっても刺激を受ける時間でした。
西尾さん、ご参加いただいた皆さん、
ありがとうございました。
村上晃一
#ヒーローズカップ
#npoヒーローズ